北海道の中でも特に人気のある観光エリア、函館は五稜郭や函館山の夜景が有名ですよね。
もちろん、観光スポットで素敵な思い出を作るのも大切ですが、やっぱり欠かせないのはグルメ!北海道はおいしい食べ物の宝庫なので、グルメを堪能しないという選択肢はないでしょう!
グルメなくして函館は語れないぜ!!
そこで今回は、神戸&名古屋から北海道に完全移住した(大食いの)私たちが、函館の美味しいグルメを定番から知られざるもの、スイーツまで、厳選してご紹介していきたいと思います。
函館には定番の美味しいグルメはもちろん、あまり知られていないB級グルメもたくさんあるので、一度の旅行では食べきれないくらいかもしれませんよ☆
函館のおすすめ定番グルメ
まずは、一度は食べておきたい函館の定番グルメからご紹介していきましょう。
海鮮丼
「函館に行ったら何食べる?」と聞かれたら、旅行者の方のほとんどは「海鮮丼!!」と答えるのではないでしょうか。
そのくらい、函館は海の幸が豊富で海鮮丼が美味しいと有名ですよね。
函館市にある函館朝市では、美味しくて新鮮な海鮮丼が食べられるお店が多く軒を連ねていて、どのお店もいつも多くの人で賑わっています。
人気店に行くのもアリですし、ちょっと離れた場所の穴場の美味しいお店を探してみるのも楽しいですよ。
どのお店も、「365日、いつでも新鮮でぷりぷりなネタを提供する! 」と自信たっぷりなので、安心して味わいましょう。
函館は三方が海に囲まれていて、暖流と寒流が交わるため、魚介の水揚げには非常に好条件で、朝獲れた新鮮な魚がすぐ店頭に並びます。ウニ、いくら、海老、カニ、ホタテなど、獲れたて新鮮なぷりぷりの海鮮を、思う存分楽しめますよ。
旬の魚を使った海鮮丼はもちろん、自分の好きなネタを選んでオリジナルの海鮮丼を注文できるお店もあるので、いろいろな楽しみ方ができます。
回転寿司
函館だけに限りませんが、北海道の回転寿司は本っ当~~にクオリティが高いです。
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函館の回転寿司も例外ではなく、クオリティが非常に高く人気で、朝獲れた鮮度抜群の魚を捌いて提供してくれるので、安い価格で回転寿司とは思えないハイクオリティなお寿司を楽しめます。
ネタは大きくて分厚く、いわゆる「口の中でお魚がとろける美味しさ」を楽しめます。
海鮮丼食べた後に、ちょっとあの魚食べたりないな~というときでも、食べる量を調整して味わえるのも回転寿司の魅力ですね。
有名どころでいえば、「函太郎」や「まるかつ水産」 といったお店がお勧めで、ネタが新鮮でそのうえ大ぶりなので食べ応え抜群です。さらに旬の地魚が味わえるので旅の思い出にもぴったりですね。
北海道に来て「回転寿司のイメージが覆された」という方も多いんですよ~。
活イカ
続いても函館の定番グルメ、ぴっちぴちの新鮮で透明な活イカです。
函館グルメに活イカ刺しは外せません。透明度が高くて口溶けが滑らかで、とても新鮮なイカ刺しが味わえます。
イカは比較的、全国どこでも漁獲できるので、「わざわざ函館まで来てイカ食べる?」と思うかもしれませんが、「函館のイカはひと味違う! 」という方がとても多いです。
その理由は、針で釣り上げるのではなく、網ですくい取る漁法なので、傷がつきにくく、イカへのストレスも少ないために、イカ本来の濃厚な味を楽しめるからだそうです。
季節によって獲れるイカの種類が異なり、1月〜5月は繊細な身が特徴のヤリイカ、6月〜12月は濃厚なゴロ(内臓)を楽しめるスルメイカが提供されます。
どのお店でも新鮮な活イカ刺しを食べられるのですが、特にお勧めなのは「函館朝市えきに市場」の活イカ釣りです。
自分で釣り上げて、その場で捌いてもらえるので、旅の良い思い出にもなりますよ。
函館のおすすめB級グルメ
続いては、道民がお勧めする函館のB級グルメのご紹介です。
ご当地バーガー・ラッキーピエロ
道民の誰もが認める函館最強B級グルメと言えば「ラッキーピエロ」で間違いないでしょう。通称「ラッピ」と呼んでいます。
ラッキーピエロの看板メニューはチャイニーズチキンバーガー(通称チャイチキ)で、甘酢っぱい中華味のたれがたっぷりとからんだチキンがとてもジューシーで、周りの道民友達もみんな行くときは必ずチャイチキを買っています。
ですが、実はチャイチキ以外にもおすすめメニューがいっぱいあり、ラッキーエッグバーガーやバーガー以外のオムライスやカツ丼も密かに人気です。
現在営業中の17店舗すべてが道南エリアにあるので、北海道民のほとんどが函館に行ったら必ずと言っていいほど立ち寄ります。
むしろ、ラッキーピエロに行く目的で函館プチ旅行に行く道民もいるくらいです。
17店舗すべてが個性的につくられていて、まるでテーマパークにいるような気分も味わえます。店舗めぐりをしても楽しいかも。
ハンバーガー片手に散策すると、観光の時間を有効活用できるというメリットもありますよ。
鳥じゃない!?やきとり弁当
ラキピに続いてこちら「やきとり弁当」も、とても有名な函館ご当地B級グルメです。
やきとり弁当を販売しているハセガワストア(通称ハセスト)は1958年に函館市で創業した地域密着型のコンビニエンスストアで、地元民から絶大なる信頼と愛情を受けています。
その証拠に、看板商品であるやきとり弁当は、なんと1日平均2600食(年間95万食)以上売れているそうです。
ちなみに、やきとりと名前がついていますが、実際は豚肉が使われています。豚串をやきとりと呼ぶのは北海道では一般的な呼び方で、昔から道南地区には養豚場が多く、鶏肉より豚肉が安価に手に入りやすい環境だったために鳥の代わりに豚で串を作っていたのが始まりのようです。
やきとり弁当は、やきとり(豚串)が3本入っていて、醤油ベースの甘辛タレで味付けされているので、どこか懐かしくシンプルながらも満足のいく味わいです。
飲んだ後の夜食におすすめ!居酒屋からホテルに帰る途中で立ち寄っちゃいましょう。
ハセストのやきとり弁当は、注文が入ってから串を焼いて作ってくれるので、温かいまま食べられるのが嬉しいポイント。ただ、完成するまで最低でも10分以上かかるので、お店に着いたらできるだけ早く注文するのが鉄則です。
道民のハセストユーザーは、お店に着く時間の15分前くらいに電話注文する人もいます。
豚串をたくさん食べたい方は、カスタマイズで弁当と別に好きな串を数本注文するという技もありますよ。
塩ラーメン・あじさい
北海道は各地ラーメンが有名で、ラーメン大国とも呼ばれていますが、函館といえば「塩ラーメン」です。
札幌のみそラーメン、旭川のしょう油ラーメン、そして函館の塩ラーメン!北海道3大ラーメンの1つなので、ラーメン好きとしては食べないわけにはいかないでしょう!
函館の塩ラーメンは、豚骨や鶏ガラがベースのスープは透明度が高くて、塩分が少なめでさっぱりとした味わいなのが特徴です。麺は中細のストレート麺が主流で、具はチャーシュー、メンマ、刻みネギなどでとてもシンプルです。
同じ塩味でも店によってスープや麺にこだわりがあり、それぞれの特徴があるので、食べ歩きして函館の塩ラーメンを食べ比べして満喫してみるのも良いですね。
もし、時間的に「どこか1軒しか行けない」という場合は、有名店の「函館麺厨房あじさい」がおすすめです。最も全国的に知名度が高く、80年以上の歴史を誇るあじさいの塩ラーメンは一度食べるとやみつきになります。
スープの透明度が高いので薄味なのかなと一瞬思うかもしれませんが、一口食べると想像よりもはるかに旨味がガツンと来るので食べ飽きません。
ジョリジェリのステーキピラフ
Jolly Jellyfish(ジョリージェリーフィッシュ)のステーキピラフは、函館市民に40年近く愛されている函館の人気ソウルフードです。
函館市民は略して「ジョリジェリのステピ」と言います!
濃厚な味わいのバターピラフの上に、ポークやチキンなど、お好みの肉を乗せて食べます。食材にもこだわっていて、ブランド豚のフルーツポークや、北海道産の野菜を使っているので、北の大地の恵みをアメリカンな味で楽しむことができますよ。
ソースは秘伝のオリジナルソースと塩コショウから選べますが、おすすめは醤油ベースの秘伝オリジナルソースです。
また、ピラフに使われているのはお隣の北斗市にあるトラピスト修道院で作られた「トラピストバター」なので、家庭ではなかなか真似のできない贅沢で濃厚な味わいを楽しむことができます。
トラピスト修道院では、トラピストバターをたっぷり使ったクッキーも有名で、函館土産にもお勧めですよ。
関連記事:迷ったらコレ買って!道民が本気で選ぶ北海道のおススメ土産22選
カリフォルニアベイビーのシスコライス
続いてもアメリカンな函館のグルメ、シスコライスです。
「ジョリジェリのステピ」と同じく、函館市民から長年愛されているB級グルメです。
こちらは、カリベビという愛称で呼ばれています。
カリベビのシスコライスはバターピラフの上にフランクフルトソーセージを乗せ、その上にたっぷりのミートソースがかけられているボリューム満点な一品です。付け合わせに北海道産のじゃがいもを使用したポテトサラダがついているのも嬉しいポイントです。
少し甘めでほんのり酸味もあるミートソースは何となく懐かしい味で、食べるとどこかホッとする味わいです。
バターピラフは薄めの味付けなので、混ぜて食べるのがお勧めです。
テイクアウトにも対応しているので、旅の最終日にお持ち帰りして帰り道に食べるのもアリ!
イカ焼きせんべい
函館で絶対食べてもらいたいB級グルメと言えば、函館駅の1階にある函館いか煎屋のまるごといか焼きせんべいも欠かせません!
目の前で生イカを丸ごと焼き上げるところも見ることができるので、味だけでなくパフォーマンスも楽しめます。
函館産のイカに道南の昆布醤油を塗って、十勝産ジャガイモのでんぷん粉をふんだんにまぶし、ジューっとプレスしたら美味しいまるごとイカせんべいの完成です。
ほんのり香る醤油の匂いと、イカの旨みがぎっしり詰まったおせんべいは中毒性がかなり高めの美味しさです!香ばしくパリパリの部分と、しっとりとした部分があって、色々な食感を楽しめますよ。
に、日本酒が飲みたくなる~~~!
カニやエビやホタテの焼せんべいもあるので気になるものをチョイスしてみましょう。迷った場合は半分ずつ一緒にプレスするハーフ&ハーフなどもあります。
1枚でもかなり大きいので、2人で1枚がちょうどいいかもしれません。
函館の知られざるおすすめグルメ
五島軒のカレー
北海道のカレーと言えば、札幌のスープカレーを真っ先に思い浮かべてしまう方も多いと思いますが、実は函館でもカレーは根強い人気があるんです。
関連記事:地元道民が通う札幌の本当に美味しいお勧めスープカレー屋さん11選
函館のカレーといえば、こだわりのカレーが食べられる五島軒で、明治12年創業の北海道最古の洋食店です。
異国情緒あふれるレトロな五島軒本店旧館は1934年に建造されたもので、国登録有形文化財に指定されています。そんな趣のあるレストランで、ゆっくりカレーを堪能するのもいいですね。
五島軒では、代名詞ともいえるカレーをはじめ、ロシア料理やフレンチのコース料理と幅広いメニューを取り揃えているので、ちょっと特別な日に利用する函館市民が多いです。
カレーについては特にこだわりが強く、イギリス風カレー、明治のカレーなど10種類から選べますが、中でもイチオシなのは「明治の洋食&カレーセット」です。
人気メニューのビーフシチューやカニクリームコロッケ、エビフライを一度に味わえるので、味もボリュームも満足度はかなり高いですよ。
函館のおすすめスイーツグルメ
函館の美味しいお食事でお腹が満たされてきたところで、甘いものが食べたくなりますよね。
ここからは、食後のデザートやおやつにお勧めの函館スイーツグルメをご紹介していきましょう。
スナッフルスのチーズオムレット
北海道土産のお勧めとしてもご紹介していた、スナッフルスのチーズオムレットです。こちらは、函館お土産ランキングで常に必ず上位にランクインする人気銘菓なので、ぜひ食べておきましょう。
関連記事:迷ったらコレ買って!道民が本気で選ぶ北海道のおススメ土産22選
チーズオムレットの中は、まるで半熟オムレツのように口の中でとろけるチーズケーキで、チーズケーキ好きなら絶対にハマる味です。
通常は箱で販売されていますが、ベイエリアにある「キャッチケーキバー」では好きなオムレットとミニコーヒーのセットを200円で注文できますので、どの種類を買うか迷った時や、ちょっと一口食べてみたいときなどに活用してみましょう。
オムレットはチーズ・いちご・ショコラ・抹茶・ココナッツ・カフェラテ・ティラミスの7種類から選ぶことができます。
大沼だんご
函館から30分ほど離れた、大沼国定公園の名物である大沼だんごもおすすめスイーツグルメの一つです。
大沼エリアなので、正確には函館スイーツとは言えないんですが、私たちが函館に行くときにはほぼ確実に大沼エリアに立ち寄るのでチョイスさせていただきました^^
大沼だんごは、沼に浮かぶ小島を表現するために、あえて団子に串が刺さっていないスタイルでだんご自体はとってももちもちして美味しいです。
大沼だんごで有名なのは、沼の家と谷口菓子舗でしょう。歴史や知名度的には沼の家のほうが上ですが、個人的には谷口菓子舗の三色団子がお勧めなので、ぜひ両方買って食べ比べてみてください。
消費期限は当日中ですが、お団子が一口サイズで小さめなので余裕で完食できます。
美味しいから3パックいけちゃうよ(´◉◞౪◟◉)☆
まとめ
海鮮丼や活イカ刺しで有名な函館ですが、B級グルメを含め、道外の方はあまり知らないようなグルメがたくさんあります。
観光スポットも見どころ満載なので、歩き疲れてしまわないよう、しっかりと函館グルメでエネルギーチャージをして楽しんでくださいね。
私たち【サムライトリップコンシェルジュ】は、皆様の北海道旅行をもっと素敵に、もっと快適に、一生の思い出になるよう全力でサポートさせて頂きます。
北海道のご旅行や函館グルメについての疑問、質問等ございましたらぜひお気軽にご相談下さいませ。