北海道最大の都市、札幌。
札幌は新千歳空港からも近くて観光地としても人気のエリアなので、一度は行ったことがある方も多いでしょう。
もちろん、札幌の有名な観光スポットも魅力的で楽しめますが、「ここは行ったことあるんだよな～」という方のために、今回は、定番のお勧めスポットに加えて、札幌に何度か行ったことがある方でも楽しめるお勧め観光スポットも含め、いくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。
神戸＆名古屋から完全移住した私たちが、普段、本州から遊びに来てくれる友達を実際にアテンドしているお勧めスポットをお見せしていきますので、ぜひ観光の際の参考にしてみてくださいね。
電車で行ける札幌中心部のお勧めスポット
便利が良いので札幌のホテルに泊まるという方も多いと思います。札幌のホテルから電車で気軽に行くことができるお勧め観光スポットからご紹介していきましょう。
大通公園
札幌の中心部に位置している大通公園は、東西の長さが約1.5kmにわたる縦長の公園です。
色とりどりの花壇や芝生の広場があったり、約4,700本におよぶ樹木が立ち並んだりしていて、地元札幌市民たちの憩いの場となっています。
また、さっぽろ雪まつりのメイン会場にもなっていることでも有名で、他にも熱気あふれる「YOSAKOIソーラン祭り」や夏の「さっぽろ夏まつり」のビアガーデンや盆踊り、秋の「さっぽろオータムフェスト」、そして冬の「さっぽろホワイトイルミネーション」など、季節ごとで様々なイベントが開催されていて、いつ行っても賑わっていてイベントも楽しむことができます。
札幌旅行の際にどんなイベントが開催されているかを事前にチェックしておくと、より一層楽しめそうですね。
二条市場
明治初期に石狩の漁師たちが獲ってきた魚を売り始めたことがきっかけで開設された二条市場は、現在も多くの観光客で賑わっている観光スポットです。
鮮魚店や海鮮の小売のお店が多いですが、他にも新鮮な魚を使った海鮮丼や美味しい魚料理を食べることができるお店も多くて、漁具を活かした飾りつけにもこだわったりしているので、散策するだけでも楽しめます。
また、通り沿いのお店だけでなく、市場入口と書かれた看板から奥へと進むと、ディープな雰囲気の空間が広がっていて、立ち飲み屋やカフェなど、より北海道らしい北の市場を感じられるスポットもあって、最近特に人気が出てきています。
夜は、二条市場に隣接したのれん横丁で市場ならではの海鮮料理から、炉端焼き、もつ焼きなど幅広い料理を堪能することができます。昼も夜も一日中賑わっている観光スポットと言えます。
中央卸売市場 場外市場
二条市場は観光客向けの色が強い市場ですが、札幌中央卸売市場 場外市場は札幌市民の台所と呼ばれることも多いくらい、地元民に親しまれています。
毎朝、北海道各地から採れたての野菜や果物、そして水揚げされたばかりの新鮮な魚介たちが届く市場なので、見ているだけでも楽しいですよ。
もちろん、市場の新鮮な食材を活かしたお寿司屋や定食屋などの飲食店も充実しているので、手ごろな価格で旬の味覚を堪能することができるのも魅力です。
こちらは電車で行くことももちろんできますが、できれば車で行った方が白い恋人パークや大倉山展望台などとセットで観光できるので効率を考えると車での観光の方がおすすめです。
サッポロビール園
道外から来てくれたお客様やお友達をお連れして間違いなく喜ばれるのが、サッポロビール園です。
僕がビール飲みたいから連れて行っているわけではないですよ。決して(´◉◞౪◟◉)
サッポロビール園では、できたてのサッポロビールが飲み放題なのはもちろん、ここでしか飲めない「サッポロファイブスター」の銘柄を味わえるのも嬉しいポイントですね。
観光客も多いんですが、実は地元民からの人気もかなり高めで、地元民同士でサッポロビール園に飲みに行くというケースもとっても多いんです。それだけ地元から愛されている場所なんですね。
サッポロビール園には5つのレストランがあり、すべてがビール園の敷地内にありますが、扱っているメニューや店舗の雰囲気はレストランごとに異なりますので、事前にどのレストランが良さそうかリサーチしてから予約しておきましょう。
ビール園には、日本で最も歴史のあるビール博物館「サッポロビール博物館」も併設されているので、飲んだり食べたりするのと合わせて見学するのがおすすめです！ビール愛を深めていきましょう☆
AOAO SAPPORO
AOAO SAPPOROは、複合施設moyuk SAPPOROの中にある都市型の水族館です。
「生命のワンダー 〜みえないものがみえてくる〜」をテーマにしている水族館で、「CONECT～人と水の世界がつながる」「SCOPE～見えなかった世界を見つめる」「COMMONS～ひとつの世界をともにする」の3つのエリアから構成されています。
両足で飛び跳ねて移動する習性がある「キタイワトビペンギン」のダイナミックな行動を間近に見られるということで子供たちからも人気があります。また、小さな生物たちの営みを自然の中のありのままの姿で観察できる展示スペースや、広大な海の世界を再現したデジタルアートなど魅力が満載です。
実はAOAO SAPPOROは、夜22時まで開館しているんです!! 夜はトーンダウンした照明で館内は幻想的な雰囲気に包まれるので、デートにもぴったりです。寝ている生物たちも観察できちゃいます。
パンとお酒が楽しめるパンバルもあって、そこでは北海道産の小麦を使用したサクサクのクロワッサンに加えて、ビールやカクテルも楽しむことができますので、子供だけでなく大人も存分に楽しめるスポットですよ。
ニッカウヰスキーの看板
札幌のシンボルともいえる存在、ニッカおじさんの看板も、札幌に行ったら一度は拝んでおきたいスポットです。
通称「ニッカおじさん」の正体は、ウイスキーのブラックニッカのラベルに描かれている「キング・オブ・ブレンダーズ」です。ぜひ一緒に写真を撮っておきましょう☆
ちなみに「キング・オブ・ブレンダーズ」とは数種類の香りを正確に嗅ぎ分けることができるウイスキーブレンドの名人のことです。
看板なので、昼でも夜でも朝でも訪れることができますが、見栄えがいいのは夜のネオンに包まれている状態です。（圧倒的に）
ぜひ夜のすすきのグルメに繰り出すときに、一緒に写真を撮っておいてくださいね。
車で行った方がいい札幌のお勧めスポット
続いては車で行った方がいい札幌のお勧め観光スポットをご紹介していきましょう。
白い恋人パーク
ご家族でのご旅行や恋人同士のご旅行でぜひとも行ってもらいたいのが白い恋人パークです。
ここは、北海道土産として不動の知名度1位を誇り続けている白い恋人を製造販売する石屋製菓が運営している、大人も子供も楽しめるお菓子のテーマパークです。
参考記事：迷ったらコレ買って！道民が本気で選ぶ北海道のおススメ土産２２選
無料エリアと有料エリアに分かれていますが、観光客の方は迷わず有料エリアに入るのがお勧めです。（大人1名800円）
有料エリア、無料エリアともにSNS映えするスポットや演出がたくさんありますし、ここでしか買えない限定商品や限定グルメもいっぱいあります。
子供でも体験できるお菓子造りコーナーや、子供たちが夢中になれるようなアトラクションもたくさんあるので、お子様連れの方はぜひ行ってみてくださいね。
大倉山展望台
続いてのお勧めは、大倉山展望台です。場所的に先ほどの白い恋人パークやのちにご紹介する北海道神宮と合わせて車で観光するのが良いでしょう。
こちらは、1972年の札幌オリンピックの舞台になった大倉山ジャンプ競技場にある展望台で、現在もスキージャンプの世界大会が開催されています。
昼間の景色もとっても美しいのですが、特にお勧めは夜！標高307mのスキージャンプ台スタート地点にある展望台からは、スキーで滑り降りる斜面越しに輝く石狩平野を見ることができ、大パノラマを堪能することができます。
ここから見える大通公園が飛行場の滑走路のように輝いて見えるのも、乙な景色と言えるでしょう。
スキージャンプ台超しに広がる札幌の美しい夜景を楽しめるのは、唯一ここだけ！！ 臨場感や迫力を感じることができて、特別な思い出になること間違いなしです。
幌見峠ラベンダー園・旭山記念公園
ここは名前の通り、札幌の街を見渡すことができる幌見峠です。あまり観光客の方には知られていないようなのですが、ここにはラベンダー園があって7月は美しい鮮やかな紫色のラベンダー畑が眼下に広がり、ラベンダー畑越しに札幌の街並みを一望することができます。
7月以外の時期に行くのであれば、同じ円山エリアにある旭山記念公園もおすすめです。標高137.5mの展望台から、石狩平野や日本海、札幌市内を一望できる眺めの良い公園で、市民の間でも憩いの場所になっているんです。
旭山記念公園は、「北海道の3大かわいい動物」である北海道特有の小鳥シマエナガが良く見られる名所でもあります!! 発見できたらラッキーですよ～。
円山動物園
円山動物園は、北海道初の動物園として開園した動物園で、北海道中央区の市街地にありながら豊かな自然に囲まれています。
ここでは、ホッキョクグマやユキヒョウ、アムールトラ、オオワシ、シセンレッサーパンダなどの寒い地域ならではの動物たちに出会えたり、エゾヒグマ、エゾシカ、エゾリス、エゾユキウサギ、エゾモモンガ、エゾフクロウ、タンチョウなど北海道にゆかりのある動物たちに出会えたりします。
2018年3月にオープンしたホッキョクグマ館では、国内最長となる約18mもの水中トンネルがあるので、ホッキョクグマが優雅に泳ぐ姿を観察できます。水中に飛び込む姿や、水中で毛をなびかせて泳ぐ様子は迫力満点ですよ！
次にご紹介する北海道神宮と近いので、合わせて車で観光するのがお勧めです！
北海道神宮
先ほどの円山動物園からすぐの場所にある神社で、北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々をお祀りしています。
北海道における初詣スポットでもあり、北海道屈指のパワースポットとしても知られています。
ここのおみくじ、怖いくらい当たります・・・。何かの重要な選択に迷った時についついここへきておみくじ引いてしまうんですが、めちゃくちゃ良いこと書いてあります!!ぜひおみくじチャレンジしてみてください。
それから、北海道神宮に来たら絶対に行くべきなのが、六花亭の神宮茶屋店です!!
こちらの店舗では、六花亭が販売するお菓子の数々を販売していて、当然全部美味しいんですが、特におすすめしたいのは、名物となっている限定スイーツの餅菓子「判官さま」です。
はんがんさま、と読みます。
判官さまは、そば粉入りの柔らかな餅の中につぶ餡がたっぷり入った餅菓子で、こちらの店舗でしか購入できない限定品です。絶品です！！
初めて判官さまを食べたとき、一口食べて美味しすぎてソッコー2個目を注文しちました。（あやうく買い占めて品切れにしてしまうところでした。）
和菓子界のエースですね。
モエレ沼公園
札幌市の東区郊外にあるモエレ沼公園は、世界的な彫刻家イサム・ノグチ氏が設計した芸術公園です。
「公園全体がひとつの彫刻作品」というコンセプトのもとに作られ始め、設計士のイサム・ノグチ氏が亡くなった後も意思が引き継がれて2005年にグランドオープンしました。
もともとゴミ処理場だった広大な敷地を活用し、ユニークでダイナミックなアート作品が点在していて、季節を問わず地元民の間でも憩いの場となっています。外周は1周約3.75kmあるので、歩いたり走ったりしたらけっこういい運動になります。
園内はめちゃくちゃ広いので、僕みたいに歩きたくない人はレンタサイクル推奨！
モエレ沼公園には多くのアート作品がありますが、特にお勧めなのはシンボルともなっているガラスのピラミッドとモエレ山です。
ちなみにモエレ山はこちらの公園にある最大の人口造形物で、不燃ごみと建設残土を積み上げ造成されています。
山頂部分には札幌市内全体を見渡せる展望台があり、特に天気がいいときはとっても気持ちがいいですし、階段も設置されていて10分程度で山頂まで登れるので、体力に自信がある方は是非チャレンジしてみてくださいね。
定山渓温泉街
札幌中心部から車で1時間ほどかかってしまいますが、本格的な温泉を楽しみたいなら定山渓温泉まで足を伸ばすのがお勧めです。
札幌の奥座敷として古くから親しまれている温泉地で、渓谷の豊かな自然に囲まれていて、特に紅葉時期には見事な景色が広がっているので、その時期のご旅行であればぜひ景色も含めて楽しんでみてください。
定山渓は温泉だけでなく、果物狩りやジップラインで遊べる定山渓ファームや、動物達とふれあえるノースサファリサッポロなどのレジャースポットも多くあるので、ご家族でいろいろな楽しみ方ができるエリアですよ。
参考記事：温泉だけじゃない!!定山渓を100％楽しむためのお勧め観光スポット
北海道開拓の村・北海道博物館
北海道開拓の村は、野幌森林公園内にある施設で、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を移築・復元・再現した野外博物館です。
市街地エリア、漁村エリア、農村エリア、山村エリアの4つのエリアに分かれていて、開拓当時の北海道の生活を体感できます。
開拓の村にある食堂では、一般的な軽食メニューの他に「屯田兵定食」という当時の様子を感じられるメニューもありますので、ぜひ当時の道民の気持ちになって食べてみてください。
北海道開拓の村の隣には北海道博物館があり、北海道の自然や歴史、文化を紹介しています。
この両方を観光することで、北海道の開拓の歴史やアイヌ民族の文化について、より深く体感できるでしょう。
札幌っぽい定番を味わいたいならここもアリ
あまりにも有名すぎてあえてここまでご紹介していませんでしたが、「THE 北海道～！」という写真を撮るならここもお勧めです。
札幌時計台
札幌と言えば、ここ、時計台ですね。
ここは札幌農学校の演武場として建設された建物で、兵式訓練や心身を鍛錬する場などに使われていました。現在建物内はその歴史を紹介する展示室となっています。
札幌を象徴するフォトスポットではありますが、一部では「北海道で行って残念な思いをするスポットNo1」とも言われちゃってるんです・・・＞＜
たぶん、札幌中心部に位置しているので、周りに高い建物ばかりが立ち並んでいて、想像以上に小さく見えてしまうことが原因です・・・。
わざわざここを目指して予定を組む、というよりも、散歩がてらついでに見に行ってみる、くらいの気持ちの方がいいと思います。
さっぽろ羊ヶ丘展望台
北海道というワードでインターネット検索したら必ずと言っていいほど目に入ってくる絵ではないでしょうか。
ここは、「青年よ、大志を抱け（Boys, be ambitious.）」の有名な言葉で知られているクラーク博士像が立つ展望台です。
四季折々の自然景観が楽しめる場所で、新緑、ラベンダー畑、紅葉、雪原など季節それぞれで別の顔を見せてくれるので、何度でも楽しめそうですね。足湯施設や北海道名物のジンギスカンを味わえる飲食店もあります。
クラーク博士がいる場所なので、ここに来たからには、叶えたい夢や希望をクラーク博士に誓ってみるのもおすすめです。
「大志の誓い」用紙を買って自分の大志を書き、クラーク博士像の台座のポストに投函しておきましょう。そうすると将来またここを訪れたときに、過去の自分の「大志の誓い」を読むことができ、実現できているかどうか答え合わせができるそうですよ。
クラークさん、僕は将来、毎日ウニといくらとジンギスカンが目一杯食べれるくらいのオカネモティになりたいです！！
札幌観光でよくある質問
最後に、札幌観光をされる方からよくある質問をまとめてあります。札幌観光に行こうかなと思っている方は参考にしてみてくださいね。
お勧めの移動手段は？
中心部にある観光スポット（ニッカおじさんの看板や時計台、AOAO水族館など）であれば、地下鉄や電車を利用するのがお勧めですが、少し離れた場所になると、乗り換えが面倒なので車での移動がお勧めです。
ただ、空港からすべてレンタカーにしてしまうと、逆に札幌中心部を回るときは邪魔になってしまうので、タクシーを都度使うか、移動付きの観光ガイドを利用することをお勧めします。
雨の日でも楽しめるのはどこ？
サッポロビール博物館、AOAO SAPPORO、北海道博物館などの基本的に屋内にある観光スポットは雨でも雪でも天気に関係なく十分に楽しめます。
AOAO SAPPOROは大通公園駅から地下道を歩いて、地上に出るとすぐの場所にあります。
札幌に来たら何を食べたらいい？
札幌の定番グルメと言えば、ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、寿司と言ったところでしょうか。
札幌には、北海道グルメの定番を楽しめるお店が多数立ち並んでいるので、見ているだけでも楽しいですよ。
札幌のジンギスカンは臭みが少ないので、羊肉が初めての人や苦手な人でも楽しめるかと思います。
ラーメンに関しては驚くほどの激戦区でたくさんお店があるので、自分好みのお店を探してみるのも楽しいですね。
スープカレーは札幌発祥のグルメの一つですし、お寿司も回転寿司で十分すぎるくらいのクオリティの海鮮を楽しめるので、ぜひ行ってみてください。
まとめ
札幌は北海道の中心部で都会でありながらも、自然を体感できるスポットが数多くあります。
また、北海道の玄関口である新千歳空港からも近いので、旅行の最初と最後についでに寄って観光することができるのも魅力的なポイントでしょう。
季節ごとに様々な表情を見せてくれるエリアですので、何度訪れても飽きないと思います。
私たち【サムライトリップコンシェルジュ】は、皆様の北海道旅行をもっと素敵に、もっと快適に、一生の思い出になるよう全力でサポートさせて頂きます。
北海道のご旅行や札幌観光についての疑問、質問等ございましたらぜひお気軽にご相談下さいませ。
