小樽ってどんな街?海鮮丼が有名な理由とは?
北海道と言えば小樽!小樽と言えば海鮮丼!というイメージが強いですが、小樽っていったいどんな街なのでしょうか?また、なぜそんなにも海鮮丼が有名なのでしょうか?
小樽の歴史と港町としての魅力
北海道の西側、石狩湾に面した小樽市は、かつて「北の商都」として栄えていました。明治から昭和初期にかけては、北海道開拓と本州との物流の要所として重要な役割を果たしていて、ニシン漁や石炭輸送を中心に港が賑わいました。
とくに明治時代以降、小樽は「ニシン景気」と呼ばれるほどの漁業の繁栄を遂げ、当時の漁師町の面影は、現在の歴史的建造物や運河沿いの石造りの倉庫群に残されています。
新鮮な海の幸が集まる理由
小樽が新鮮な魚介類の宝庫である理由は、地理的条件・漁場の豊かさ・物流の強さという3つです。
小樽は石狩湾に面していて、周辺には暖流(対馬海流)と寒流(親潮)がぶつかる栄養豊富な海域が広がっています。この海流の交差点ではプランクトンが豊富に発生し、それを餌とする魚介類が自然に集まりやすいのです。
小樽は漁港・卸売市場・飲食店がすべて市内に密集していて、朝に水揚げされた魚が数時間後には丼の上にのるほどの速さで流通します。だからこそ、新鮮な海鮮が味わえるのですね。
また、小樽は古くから北海道の物流のハブとして機能してきた港町で、現在でも札幌から電車で約30分という好アクセスの立地にあり、観光客だけでなく、北海道各地の漁港から魚介類が集まってくる集積地にもなっています。
だからこそ、地元の魚介だけでなく、道東(根室・釧路)や道南(函館)から届くウニ・イクラ・カニなどの高級食材も、小樽で味わえるというわけです。
観光客に人気の海鮮丼店ベスト5!
それではいよいよ、小樽のおすすめ海鮮丼のお店をご紹介していきましょう。
小樽ポセイ丼 堺町総本店
特徴:イクラ・ウニ・ホタテ・エビなど最大9種類を豪快に盛った看板「ポセイ丼」が名物です。価格もお手ごろで満足度◎
住所:北海道小樽市堺町4-9
営業時間:11:00〜18:30(L.O.)/無休
ポイント:キッズルーム完備、ファミリーにも◎
味処たけだ(三角市場内)
特徴:三角市場の老舗鮮魚店が直営のお店で、ANAと共同開発した「ANA特製丼(ウニ・イクラ・カニ・サーモン)」が看板メニューです。鮮度抜群の海鮮を安心価格で楽しめますよ。
住所:北海道小樽市稲穂3丁目10-16 三角市場内
営業時間:7:00~16:00(元日定休)
ポイント:全100席、座敷ありで子連れでも◎
北のどんぶり屋/滝波食堂(三角市場内)
特徴:「元祖わがまま丼」で知られていて、10種類以上のネタから3~4品自分で選べるのが魅力です。ネタの鮮度がよく、選び甲斐がありますよ。
住所:北海道小樽市稲穂3-10-16 三角市場
営業時間:7:00~17:00/無休(元日除く)
ポイント:市場内随一の鮮度・直営ならではの選べる海鮮丼
さんかく亭(三角市場内)
特徴:「カラフル丼」はウニ・イクラなど10種以上の海鮮が色鮮やかに盛られる一品です。少量の「小盛り丼」もあるので小食の方や、朝ごはんを食べ過ぎたときのランチにも最適です。
住所:北海道小樽市稲穂3丁目10-16 三角市場内
営業時間:8:00~17:00(不定休)
海鮮食堂 澤崎水産(出抜小路内)
特徴:小樽運河近くの「出抜小路」にある水産会社直営の食堂です。ウニ・甘エビ・カニ・ホッケ・自家製イクラなど、ボリューム満点で味も最高★
住所:北海道小樽市色内1-1-17
営業時間:11:00~20:00/無休
★★★アドバイス★★★
三角市場内は「味処たけだ」「滝波食堂」「さんかく亭」と海鮮丼の激戦区!早朝・ランチ時は混雑しますので、早めの来店か、開店前から並ぶのがオススメです。
「ポセイ丼」は観光ルート上にあるので、観光ついでに食べに行くのもいいですね。家族連れに人気でキッズルームがあるので子連れ旅行でも安心して訪れることができます。
予算別おすすめ海鮮丼!コスパ重視から高級丼まで!
一口に海鮮丼と言っても、それぞれ予算がありますよね。いろんなお店でたくさん食べたいから安さ重視で選びたい方も、せっかく行くならとことん高級なものが良いという方も様々だと思います。
この章では、予算に合わせてのおすすめ海鮮丼を厳選してご紹介していきます。
1,000円台で満足:コスパ重視派&気軽に楽しみたい方におすすめ
北のどんぶり屋 滝波食堂(三角市場)
おすすめ丼:わがまま丼(3種)
価格:1,700円前後
特徴:10種以上のネタから好きな3種類を選べるお得な海鮮丼。味・量ともに満足感あり。
ポイント:朝7時から営業で朝食にもぴったり!
海鮮食堂 澤崎水産(出抜小路)
おすすめ丼:日替わり海鮮丼
価格:1,300〜1,800円
特徴:自社水産直営の強みを活かした新鮮なネタをリーズナブルに。
2,000〜3,000円台:観光気分を味わいたい方&満足度を高めたい方におすすめ
味処たけだ(三角市場)
おすすめ丼:「ANA特製丼(ウニ・カニ・イクラ・サーモン)」
価格:2,800円程度
特徴:観光客に大人気の海鮮が揃った看板丼。ボリューム・味・見た目ともに満点。
小樽ポセイ丼 堺町総本店
おすすめ丼:「ポセイ丼」
価格:2,300〜2,900円(サイズ選択あり)
特徴:9種類の海鮮を豪快に盛り付けた定番丼。SNS映えも◎
4,000円以上:贅沢海鮮丼で特別な体験をしたい方におすすめ
北のどんぶり屋 滝波食堂(特盛)
おすすめ丼:「わがまま丼(4種・特盛)+ウニ・イクラ」
価格:4,000〜5,000円
特徴:贅沢なネタをカスタムできる大満足ボリューム。ウニやイクラをダブルにすると一気にプレミア感アップ。
おたる政寿司 本店(番外編・握りも可)
おすすめ丼:「特選海鮮丼」
価格:4,000円〜6,000円
特徴:高級寿司店の海鮮丼。素材・演出・接客すべてが一級品。
できれば並びたくない!!行列回避のコツと穴場情報
小樽は観光地としてとても人気があるため、海鮮丼の有名店は 行列必至です。ただし、ちょっとした工夫や知る人ぞ知る穴場を押さえれば、スムーズに&快適に絶品海鮮丼を味わうことができますよ。
【1】行列を回避する3つのコツ
朝イチ or 午後遅めを狙う
狙い目の時間帯としては、朝の7:00〜9:30頃です。三角市場などは朝から営業しているので、朝に海鮮丼を食べに行くといいでしょう。
昼の11:00開店直後から並び始め、12:00〜13:00は最も混雑するので、この時間はできるだけ避けたほうが賢明です。
この時間を過ぎ、午後14:30〜16:00になってくると比較的空いていますので、朝早起きが苦手な方はいっそ夕方くらいに行くのがおすすめです。
平日&雨の日は穴場になる
晴れた土日は大混雑でも、平日かつ天気が悪い日はどのお店も意外と空いています。天気が悪いと、観光客としては「あー。せっかくの観光なのに」とがっかりしてしまいますが、海鮮丼を味わうという点では雨の日はラッキーチャンスですよ。
Googleマップの「混雑する時間帯」をチェック
各店のGooglemapのページに「混雑する時間帯」が表示されるので、事前にチェックして混雑する時間帯を避けるのがおすすめです。
【2】地元の人がすすめる「穴場の海鮮丼店」
【お食事処 海月(くらげ)】
・場所:小樽駅から車で約10分/小樽築港エリア
・特徴:観光客が少ないエリアの小さな定食屋さんで、ネタの質が高く、地元客が通うお店です。
・おすすめ:海鮮丼(1,500円~)
・穴場ポイント:昼12時前後も比較的空いている
【魚真(うおまさ)】
・場所:南小樽エリア(堺町通りから少し外れた住宅街)
・特徴:寿司屋のようなクオリティの海鮮丼が1,000〜2,000円台で食べられます。観光マップにはあまり載っていません。
・おすすめ:魚真丼(ウニ・イクラ入りでも2,000円台!)
・穴場ポイント:地元率高めです。予約も可能なのがありがたいですね。
【寿司屋のやま田】
・場所:小樽駅から徒歩10分/観光エリア外
・特徴:完全地元向けの隠れ家的お寿司屋さんです。海鮮丼は裏メニュー的に提供されることもあります。
・ポイント:混雑はほぼありませんし、予約も可能です。観光客ゼロの日もあります。
車観光&お子様連れの方向けお役立ち情報
観光するとき、車があると便利な一方で、お食事をとるときにその置き場に困ることも多いでしょう。また、お子様連れの方はゆっくり食事ができる場所かどうかも気になりますよね。
この章では、車で行ける海鮮丼のお店やお子様連れでも安心して楽しめるお店をご紹介していきます。
車で行ける・駐車場ありのお店
庄坊番屋
・元消防署を改装した雰囲気抜群の居酒屋タイプのお店。
・駐車場完備で車移動の方に便利 。
・予約もできるため、混雑回避におすすめ。
三角市場+市営駐車場
・三角市場に車で行くなら、市営の「小樽駅横駐車場」が便利。
・2,000円以上の飲食で1時間無料になるサービスあり!
北のどんぶり屋・味処たけだ・さんかく亭などは市営駐車場を使えばアクセス抜群です。
子連れで入りやすいお店
小樽ポセイ丼(堺町通り)
・2階にキッズスペース、座敷席、おむつ替え台ありでお子様連れにおすすめ
・予約可能なので、タイミングによっては優先入店も可能。
市場食堂 味処たけだ(三角市場内)
・店内は広く、子どもにはおもちゃの貸し出しもあります 。
・PayPayなどQR決済にも対応 。
おたる政寿司 本店
・食事スペースがベビーカーに対応していて、個室や座敷もありお子様連れでも利用しやすいです。
・お子様メニューや茶碗蒸し付きセットもあり
・提携駐車場も利用可能
まとめ|小樽海鮮丼を120%楽しむために
北海道の小樽に来たらぜひとも新鮮な海鮮丼を思う存分味わっていただきたいと思います。
最後に、初めての小樽で海鮮丼を楽しむためのコツをいくつかお伝えしておきましょう。
朝ごはんから始めよう
小樽の海鮮丼は朝7:00から楽しめるお店も多いです!特に「三角市場」は早朝営業の店が多く、新鮮そのものなので、ぜひ早起きして朝から海鮮丼を楽しんじゃいましょう。
朝から新鮮な海鮮丼を食べれば、観光気分も早々とスイッチオン!できますよ。
現金+キャッシュレス両方持参で安心
観光エリアは多くの場所でキャッシュレス化が進んでいますが、小規模店ではまだまだ現金が主流のこともあります。特に市場内は現金のみの屋台もあります。
せっかく行ったのに現金を持ち合わせていなくて海鮮丼が食べられなかった!ということにならないよう、念のため現金も持ち歩くのがおすすめです。
季節ごとのおすすめのネタ&旬情報を事前にチェック
小樽の海鮮丼をもっとおいしく味わうには、観光する季節に合わせて旬のネタをチェックしておくのもいいでしょう。以下に季節ごとの旬のネタをまとめておきますので、観光する季節にどのネタが旬なのかチェックしてみてくださいね。
春(3〜5月) ホタテ、ニシン、ミズダコ
夏(6〜8月) ウニ(エゾバフン)、ホッキ貝
秋(9〜11月) サンマ、秋鮭、イクラ
冬(12〜2月) カニ(ズワイ・毛ガニ)、ブリ、甘エビ
「ちょい飲みセット」を活用してお酒も一緒に楽しむ
一部のお店では、地酒+海鮮丼セットがあるところもあります。せっかく海鮮丼を味わうなら、地元のお酒も一緒に堪能するのがおすすめです。小樽の地酒や小樽ビールと海鮮丼を合わせれば最高の思い出になること間違いなしです。
私たち【サムライトリップコンシェルジュ】は、皆様の北海道旅行をもっと素敵に、もっと快適に、一生の思い出になるよう全力でサポートさせて頂きます。
北海道の観光や小樽のご当地グルメ、海鮮丼などについての疑問、質問等ございましたらぜひお気軽にご相談下さいませ。